Songs covered by FUWAFUWA

cover Musician

FUWAFUWAがカバーしている曲にCarpentersが多いのは?
●Top of the world
●I Need To Be In Love
●Yesterday Once More
●Jambalaya (cover song byHank William)
etc.

リチャード・カーペンターの編曲とコード進行のセンスの妙
カレンの唯一無二の歌声を輝かせるために、複雑なジャズの語法を、
あくまで「聴き心地の良いポップス」として落とし込む手腕は見事。

■コード進行の妙
(浮遊感=FUWAFUWA感)

「メジャー7thコード」による都会的な情緒。
メジャー7thコード(maj7)の多用は通常のトライアドよりも
浮遊感があり、甘く切ない響きを生み出す。
単純なハッピーさではなく、どこか洗練された「大人の哀愁」や「憧れ」を感じさせる。
代表曲: 『 Close to You』の冒頭など、あの瑞々しい響きは
メジャー7th(maj7)が作り出している。

スムーズなベースライン(分数コードの魔法)
リチャードは、コードが切り替わる際のベース音の動きを非常に重視していまる。
いわゆるオンコード(分数コード)を使い、
ベースラインが半音や全音でなめらかに流れるように設計されている。

ドミナント・ペダル(Dominant Pedal)
サビ前などでベース音を固定したままコードだけを変え、期待感を煽る手法。


クリシェ(cliché)
I → Iaug → I6 → I7​
のように、コード内の一つの音だけが動いていく進行。
『Yesterday Once More』のイントロやAメロでは、
ベースラインが階段を下りるようにスムーズに動き、あの「懐かしさ」を演出している。

意表を突く「転調」と「借用和音」
彼らの曲は一見シンプルに聞こえるが、実はかなり大胆な転調や、
他のキーからコードを借りてくる借用和音が組み込まれている。


『Goodbye to Love』の劇的な展開
サビでの劇的な転調。
フラット系のコードを混ぜることで、ロック的な力強さと
バラードの繊細さを同居させている。


セカンダリー・ドミナントの活用
本来のキーにはない「ドミナントコード」を挿入することで、
次のコードへの推進力を強めまる。
これが「次に何が来るかワクワクさせる」感覚を生む。

ヴォイシング(音の配置)の緻密さ
コード進行そのものだけでなく、「どの楽器(またはコーラス)に
どの音を割り当てるか」というヴォイシングが完璧。

密集配分(Closed Voicing)
和音の構成音を1オクターブ以内の狭い範囲に密集させて配置する手法
コーラスで多用され、あの厚みのあるシルキーなサウンドを作る。

ストリングスの配置
カレンの歌声(中低音)とぶつからないよう、
オーケストレーションが極めて緻密に計算されている。

「洗練されているのに、決して難解に聞こえない」
高度な音楽理論を、カレンの歌声という究極の素材を活かすための
「隠し味」として使っているからこそ、時代を超えて愛され続けている。

Karen については以下の投稿を参照(別サイト)
“Karen Carpenter as a drummer”

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